あたしが私を育てていく

“ああもうどうしてよ
いやだいやだ
うそでしょう
えがおなんて浮かぶわけがない
おさえた声が漏れる
かおを伝う涙が
きたなくアイメイクを溶かすのがわかる
くすんだ目元なんてかっこ悪くて
けっして他人には見せられない
こんな顔なんて晒せっこない
さすがにひくよね
しかたがないよね
すんだことだって分かっていても
せめる自分は止められない
そんな気持ちにこそ嫌気がさす
たったそれだけ
ちがう言葉が言えていれば
つたえられたかもしれないのに
てっていてきに間違った
とっさに出た言葉は覆せない
ならば前を向くしかないじゃない
にじんだ視界なんて気にせずに
ぬれた目元を拭って
ねえそうでしょう
のこった気持ちを奮い立たせる
はやく気持ちを立て直して。
ひとりで焦っても仕方ないけど
ふるえる唇ごと無理やりねじ伏せる
へんな顔が何だって言うの
ほんとのことだもの諦める
まっすぐ顔を上げて
みけんの皺を伸ばして
むかっていくよ
めもとが汚れていても
もう気にしない
やっぱり私は私
ゆめを見たところで私は私
よしとするのも私
らくに生きていく
りんと背筋を伸ばして
るりにも玻璃にもなれなかったことも
れいを尽くせなかったことも
ろくに考えられなかったことも
わたしは私のことを受け入れていく
んっと大きく伸びて
あたしが私を育てていく”
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